「ノーサイド・ゲーム」 第9話ネタバレ感想!君嶋の宿敵は滝川ではなかった!
君嶋は滝川が進めるカザマ商事の買収の闇を暴いた。
そしてカザマ商事の買収を決定する取締役会に姿を現した...
第9話の内容(ネタバレ)と感想を紹介します。
「ノーサイド・ゲーム」 第9話の内容(ネタバレ)!その1
滝川常務はカザマ商事の買収を決めるべく取締役会を開く。その取締役会に島田社長も現れ、急遽出席することになった。
買収の健全性を説明する滝川に対し、脇坂がカザマ商事に重大な見落としがあると指摘。
そして君嶋を呼び、説明させた。
君嶋は2年前、白水商船のタンカー事故の原因がカザマ商事のバンカーオイルが引き起こしたと説明する。
この説明に対し滝川は白水商船が帝国工科大学の森下教授にオイルの調査を依頼し、問題がなかった事を話す。
だが君嶋は、カザマ商事が森下教授に3億円の賄賂を贈り調査データの偽装をしていたのを指摘し、風間社長の個人資産から現金で支払われていた。
これに滝川は「ありえない」と猛反発する。
君嶋は証拠を出す。それは森下教授がカザマ商事から3億円を受け取った直筆の受領書のコピーだった。
この受領書は府中カントリークラブの青野が教授に3億円を渡した時に受け取っていたのだった。
滝川はこの一連の件を知らず、君嶋に怒りをぶつけるが島田社長が止めに入りカザマ商事の買収を一から再調査する事になった。
そしてカザマ商事の買収はなくなり、その責任を取って滝川は金融子会社に左遷させられた。
脇坂はカザマ商事の買収の問題を未然に防いだ功績により常務に昇進したのだった。
プラチナリーグが始まり2年目アストロズは七尾圭太がレギュラーになったこともあり、初戦を勝利で飾る。
その後もアストロズは連勝を重ねる。ライバルのサイクロンズも順調に勝ち上がっていく。
君嶋は本社の脇坂常務に会いに行き、常務就任を祝う。だが脇坂は意外な事を言ってくる。
それはラグビー部の予算を縮小する内容だった。脇坂はラグビー部をTOKIWA自動車には必要性がなく蹴球協会に多額の協賛金を支払っているのも無駄と話し、またカザマ商事の買収の件で各部署がコスト削減に取り組んでいるのが理由だった。
君嶋は脇坂の発言に驚き、動揺する。宿敵の滝川がいなくなったら、今度は脇坂がアストロズの壁となって立ちふさがる。
しかし終盤戦のタイタンズ戦。七尾の動きがある場面でプレーが止まってしまう。そのプレーでボールを奪われる。浜畑は七尾に動くように声をかけるが動けない。何とか勝利するものの、柴門監督も七尾の弱点を見抜いていた...
そしてあと2戦を残し、ブレイブス戦を迎える。
柴門監督はブレイブスの特徴は”ジャッカル”と話し、”ジャッカル”とは「タックルで倒れた相手からボールを奪うプレー」でブレイブスはオーストラリアから”ジャッカル”の専門コーチを呼び鍛えていた。
ブレイブス戦は”ジャッカル”を阻止するのが勝利のカギと柴門監督は選手達に話した。しかし”ジャッカル”の言葉に七尾は不安な表情を浮かべる。
そんな中、脇坂から君嶋に連絡が入り、本社に出向く。
脇坂は今度の取締役会で来季のラグビー部の在り方について提案し、予算を半分にカットすると言って来たのだった。
君嶋は昨年よりも収益が上がっている事を言うが、脇坂は「無駄」の一点張りだった。
そして優勝しても予算のカットし、脇坂は「気に入らないものは全て切り捨てて来た」と言い、最終的には廃部とまで言われた。
君嶋はアストロズの練習に顔を出したところ、浜畑が左膝を痛める。浜畑を気遣う君嶋に「ラグビー部の事でなんかあったんですか?みんなGMの様子がおかしいと気づいています。ラグビー部に問題があったら俺らの問題です。家族でしょう」と言われる。
君嶋は選手達を集めて予算が半分になることを話し、自分の力不足を謝った。
しかし岸和田は「どんな環境でも全力でやるのが俺たちのラグビー」、「心配しないで下さい」と話した。
その言葉に君嶋は「全力を尽くしてラグビー部を守る」、「サイクロンズに勝って優勝だ!」と選手達を励ました。
そしてブレイブス戦が始まる。七尾はレギュラーを外れ、代わりに浜畑がなった。
ブレイブスの激しい”ジャッカル”にアストロズは苦戦する。だが浜畑は果敢に攻めていく。そのプレーを見て柴門監督は浜畑にあって、七尾にはないものと話し、七尾は過去に”ジャッカル”で怪我をした事で恐怖心が生まれラックに入る事が勇気がなかった。
浜畑の怪我を顧みないプレーを見て七尾は「俺が代わりに出ます」と言うが、浜畑は「お前体張ってラックに入る事が出来るのか?」、「怖いにきまってるだろ。けどなこの試合に勝たないと優勝できへんのや。せっやったらやるしかないだろ。俺の足なんてどうだっていいねん。俺は勝つ。逃げて負けるのは死ぬよりいやや。わかったら黙って見とけ!」と凄みをきかせて言うのだった。
浜畑の活躍もありアストロズは勝利する...
「ノーサイド・ゲーム」 第9話の内容(ネタバレ)!その2
ブレイブス戦の終了後、君嶋は観客席で滝川の姿を見かけ声をかける。
滝川は「チケットは自分で購入した。値段以上のいい試合だった」と話し、脇坂がラグビー部をつぶそうとしている事も知っていた。
君嶋は「滝川さんの方がよほどよかったです。あなたにはラグビーに愛情があった」と話した。滝川は「なぜそう思う」と言い返すと、君嶋は「ラグビー部を本当につぶそうと思えばもっと早く出来たはずです。違いますか?滝川さんの指摘は厳しくもありましたが、正しかった。今思えば滝川さんは全てに対してフェアだった」と自分の思っていることを素直に話した。
滝川は「私の父親はラグビーをやっていた。私も子供の頃に毎年正月になると高校ラグビーを観に言っていた。正直私もラグビーをやってみたかった」と打ち明ける。
「おやりにならなかったのですか?」と君嶋が聞くと、滝川は「父親の家業が傾いてスポーツどころではなかった」、「ラグビーでは食べていけないからな」、「大学でも生活費を稼ぐ為にアルバイトに暮れる毎日だった」、「その大学に風間がいたんだ。アイツは生まれた時から親が経営するカザマ商事の次期社長のイスを約束された人間だった。その風間がある日飲みに誘われた。アイツが日頃から小ばかにしているのを知っていた。私は意地になり行ってしまった。行くべきではなかった」、「食事中の会話など耳に入らなかった。覚えているのは私にとっては法外な値段のメニューと、目の前水の様に減っていくワインだ。そして私が汗水ながして稼いだ大事なバイト代だった。やはりどこかで風間を見返してやりたいという思いがあったのだろう。ヤツから会社をなんとかして奪い取ってやろうと...」、「ラグビーは公平なスポーツだ。己の体一つで正々堂々と戦う。そして勝ちたいと強く思ったのが勝つ。そこがいい」、「私は君に負けた。カザマのオイルの件、よく調べたな。感服した。風間の口座の明細まで用意しているとは。さすがだ。」と話した後、
君嶋は「風間社長の口座の明細?」と聞き返すと、滝川は「資料に添付されていた。風間の3つの口座から同じ日に1億円ずつ引き出されていた。森下教授の受領の日付と一致していた。風間が関わっていた完璧な証拠だ」と言うと、君嶋は「私は風間社長の口座まで調べていません。脇坂さんに提出した資料にはそんなものはありませんでした」と話した。
君嶋は「まさか...」。
滝川は「あの男だ。どうやら私も君もまだ知らなかった事があるようだな」、「一つだけ言っておく。君を府中工場に飛ばしたのは私じゃない。君はいつも論席だったが、君のような人材こそ経営戦略室に必要だと私は常々思っていた。それは今も変わらない」と話した。
君嶋は「じゃあ一体誰が...まさか...まさか...私の本当の敵は...」と動揺する。滝川は「君の試合はまだ終わっていない。負けるな!君嶋!」と励まし別れた。
その夜、七尾はタックルの練習をずっとしていた。自分を乗り越えようとして。
その姿を見て君嶋は「生きていくのは辛いなぁ...一番信じていた人が一番の敵だった。だが俺もここで終わるわけにはいかない!みんなにはいつも勇気をもらって来た。今度は俺の番だ。彼らが全力で戦ってきたように俺も彼らをアストロズを全力で守る!」と柴門監督に誓うのだった...
「ノーサイド・ゲーム」 第9話の感想!
今回で君嶋の本当の敵が判明しましたね。
今まで宿敵だと思ってきた滝川は適格かつ公平に物事を判断してきた人物だったとは...
君嶋は滝川とのカザマ商事の買収の件をダメにした事を後悔していましたが、滝川の本当の思いを聞いたので「ノーサイド」になったと思います。
最終回は君嶋はアストロズを守る事が出来るのか?期待したいです!