ベンツのディーゼルと国産ハイブリット...燃費性能を比較！（購入に迷った人向け）

2019/05/09

ベンツのディーゼルと国産ハイブリット　2つのエンジンが求める方向性とは？

ディーゼルと国産ハイブリット同じ様な考えだが異なる方向性。

今日本ではトヨタを筆頭に各メーカーがハイブリット車を販売し、日本市場のみならず世界市場を席巻する勢いです。

国内メーカーは乗用車、ミニバン、SUV、コンパクトカー、軽自動車に至るまでほとんどすべての車種にハイブリッドエンジンを搭載させいています。この動きは消費者が燃費のいいだけでクルマを選ぶのではなく、色々な車種で燃費のいいクルマに乗りたいというニーズの現れだと思います。

一方ベンツなどの欧州車を見てみると、ハイブリッド車のラインナップは少なく代わりにエンジンをダウンサイジング化するか、ディーゼルエンジンを搭載したクルマが増え燃費向上をうたっています。

なぜ両者の方向性ちがうのか？をベンツのディーゼルと国産ハイブリットの実際の燃費を比較しつつクルマ選びの基準を伝えていきたいと思います。

乗り方によって燃費が上下する国産ハイブリット

3年トヨタプリウスに乗ってみた実際の燃費。

まず私の勤めている会社が自宅から片道30ｋｍと遠く往復で60ｋｍ。ガソリン代が掛かるためH24年式プリウスを購入。

会社までの道のりは信号機も少ない国道を走り通勤。発進、止まるがあまりなく、坂道はバッテリーのモーターで走り、上がり坂でエンジン走行してバッテリーを充電するを繰り返し、また、プリウスには回生ブレーキがあり、これはブレーキを踏んだ時に発電してバッテリーを充電してくれる機能です。この機能も手伝い常にモーターでの走行だったので、

燃費の良い時で1ℓあたり29ｋｍ/ℓとかなりの好燃費で走ってくれましたね。

しかし、勤務先が変わり今度は街中に会社があったので、信号機の多い道を通勤することになりプリウスの燃費は一変！

片道20ｋｍで信号に15～20回ほどつかまり発進、止まるの繰り返し。

モーターでの発進が多くなるとバッテリーが直ぐなくなってしまうので、エンジンでの走行が中心になり燃費は低下。

1ℓあたり20ｋｍ/ℓとかなり燃費は落ちました。

ある意味当たり前の話ですが、ハイブリット車も発進、止まるを何回も繰り返しているとエンジン車と同じ様に燃費は落ちます。

ハイブリット車の最大の弱点は走行バッテリーの交換。

また、ハイブリット車の燃料電池は寿命があり、20万ｋｍで交換の目安とされています。プリウスの場合費用は17万～20万円掛かります。メーカーの保証もありますが5年間か10万ｋｍのどちらかに設定されているので、長く乗る人には負担が掛かりますね。

クルマ本来の走る楽しさはイマイチ。

プリウスに限らずハイブリット車全体的に言えますが、モーター走行時は無音なので無機質な感じがあります。また、モーター走行時は滑らかに感じますが、エンジンになるとフツーの乗用車となり運転を楽しみたい人には物足りないでしょう。

ハイブリット車はどれだけ自分で工夫して燃費を伸ばしていくかゲーム感覚で楽しむのが一番だと言えます。