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新型ポルシェ911をデザインした山本周一はどんなデザイナー?

   

 

初代から8代目となるポルシェ「911」がモデルチェンジして、日本で7月5日から販売することが発表されました。

この最新ポルシェ「911」のデザインを担当したのは日本人の山本周一さんです。

ポルシェはドイツのメーカーなのデザインの担当は外国人だと思っていましたが、違いました。

この山本周一さんのプロフィールと経歴を紹介していきたいと思います。

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新型ポルシェ911のデザインを担当した山本周一さんのプロフィールと経歴!


 

ポルシェ「911」は1963年から販売されている有名なスポーツカーで、クルマ好きでなくても一度は聞いたことがある名前ですね!

今回、新型ポルシェ「911」のエクステリア(外装)とインテリア(内装)を手掛けたデザイナーは山本周一さんです。

今までポルシェのデザインを担当した日本人は奥山清行さん、内田和美さん、山本周一さんの3人だけ。

その一人山本周一さんのプロフィールは

1961年3月、東京都出身、大阪育ち。現在58歳。

1993年にアートセンターカレッジオブデザインにて学士号を取得されています。

このアートセンターカレッジオブデザインは私立大学でアメリカ・カリフォルニア州パサデナにあり、アート・デザイン分野の幅広い学科を提供し、インタラクションデザインの学位を発行する数少ない大学の一つです。

日本ではあまり聞かない大学ですが、世界的には有名で、有名雑誌「マネー」で最も付加価値の高い大学ベスト25で第3位に入っています。

山本周一さんは学士号まで取得されているのでデザインのプロ中プロと言えるでしょう!

経歴は

1993年~2001年までメルセデスベンツでデザイナーをされていて、最高級車マイバッハのコンセプトカーのデザインと2代目SLKのインテリアのデザインを担当。

2001年~2006年までサーブオートモービル、GMヨーロッパのデザインを担当。

2006年からポルシェAGのエクステリアデザイナーに就任。パナメーラスポーツツーリスモの外装を手掛けたました。

このようにカーデザイナーとしてエリート街道を歩んできた山本周一さんはすごいですね~

新型ポルシェ911での山本周一さんのデザインコンセプトは?


 

クルマのデザインで最も難しい車種はポルシェと言われいます。

なぜでしょうか?

それは「911」のデザインが初代から続いている丸目のライトを採用しつつ、時代の流れに沿った新しい物を取り込み両立するというデザインが求められました。

過去にもポルシェの丸目ライトを無くし、リトラクタブルライトを採用した革新的なモデルもありましたが、不人気車種として扱われています。

そんな難しいなかで、新型ポルシェ「911」のデザインテーマは「伝統と革新」を掲げてデザインをしたとのこと。

「伝統と革新」を踏まえた上で「911」をさらに力強く、さらにモダンにすると言っています。

発表会場で掲げられたキャチコピーは「タイムレスマシーン」で、その名の通り時代を超えた存在をデザインで示したかったのかもしれませんね。

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山本周一さんと他のデザイナーとの違いは?


 

ポルシェのデザインを担当した日本人は3人いますが、その中で最も有名な人が奥山清行さんです。

この方はイタリアピニンファリーナ社のデザインディレクターを務め、フェラーリのエンツォフェラーリのデザインを担当し、「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」として話題になりました。

奥山清行さんのデザインは伝統にとらわれることなく革新的で、ポルシェのデザイン担当だった時には伝統の丸目ライトを流し目型のライトにデザイン変更し、オープンカー「ボクスター」を制作して世界的なヒット車となりました。

奥山清行さんのデザインは時代の流れ沿った革新的なデザイナーと言えるでしょう。

山本周一さんはある公演で「ポルシェ車はなぜ、どれもポルシェに見えるのか?」と言っており、その理由は「911」をルーツとする「デザインDNA」が備わっていると説明しています。

やはりポルシェの「伝統」を基本にしているのがわかりますね。そのなかで「革新」をどうデザインに取り入れるのかを常に考えいると思います。

このようにデザイナーによってコンセプトが変わるからこそ魅力的なクルマが誕生するのですね。

日本人がデザインした新型ポルシェ「911」を一度でもいいから乗ってみたいものです。

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