アウディTFSI排気量小さ目の1.4ℓ直噴エンジンは大丈夫?(体験談)
2019/05/01
ダウンサイジング化が進む輸入車メーカーのエンジン!
排気量だけ見るとカローラやヴィッツと変わらないが...
今の時代、車選びで重要になっている要素にデザイン、装備内容などと同じ様に燃費がどれ位良いか?が購入する時の判断基準になっています。
国産メーカーを見てもハイブリッド車、電気自動車が主流になっていますね。輸入車メーカーは一部の車種を除きガソリンエンジンが主流です。
輸入車メーカーは環境や燃費の事を考えてないのか?と言われそうですが、ニュースなどを見たら電気自動車や水素自動車を開発中とたまに話題になるので考えていると思います。しかし国産メーカーよりも遅れている印象はいがめません。
そこでハイブリッド車や電気自動車がない代わりに進めているのがエンジンのダウンサイジング化です。
これはエンジンの排気量を小さくして燃費効率を高めて燃費を良くしていこう!という考えです。
輸入車メーカーの代表的なフォルクスワーゲンのエンジンのラインアップをも見ても主力の排気量は1ℓ~1.5ℓとかなり小さ目に装備されています。一昔前では2ℓが主力エンジンでした。
ここで心配になって来るのがそんなに小さい排気量でパワーがなくて、非力なんじゃねぇ?とか、国産のリッター車と変わらず燃費を良くすることだけを考えて走行性能が良くないじゃねえ?とかの声が聞こえてきますね。
確かにカタログ数値だけ見るとカローラやヴィッツと変わらないですが、ちょっと待ってください!同じ1ℓ~1.5ℓの排気量でも全然違うんです!全く次元の違うエンジンと言ってもいいくらいです!
その違いを私の体験談を交えて伝えて行きたいと思います。
アウディ1.4ℓTFSIエンジン・走行フィーリングは国産V6エンジン並み!
カタログ数値では語れない走行性能!
私の乗っているアウディA3のエンジンのスペックは
1.4ℓ 4気筒 直噴エンジン・インタークーラー付きターボ 122馬力です。
これだけ見るとだだの普通のクルマのスペックですね。またA3価格3,140,000円~と同じ価格帯の国産メーカーのクルマはV6エンジンを積んで200馬力以上のパワーのある車があり、カタログ数値だけ見ると見劣りします。
同じ価格帯だったら4気筒よりV6エンジンの方が良くね?V6だと高級車のイメージもあるし。と言う意見が出てききますね。
何回も言いますが違うんですよ!4気筒のエンジンでも。
国産V6エンジン並みの滑らかでスムーズな走り。
国産4気筒エンジンだと普通にパワーがあり、走りもそこそこで良くも悪くも無難に走ってくれます。しかし1.4ℓTSFIエンジンは走行フィーリングが滑らかでスムーズ。この滑らかさの感じは個人差はありますが、国産V6エンジンの走行フィーリングと同じかそれより勝っていると思います。これは以前友人が所有していたトヨタマークX(V6エンジン)を試乗体験をベースにした感想です。また車内に不快な機械音も入って来なく静かで気持ちいい走りをしてくれます。
この滑らかでスムーズな走りは3年乗っていても飽きさせなく、気持ちいい運転をドライバーに提供してくれます。
スポーツモードにすると性格が一変する!
TFSIエンジンにはスポーツモードが搭載されており、これはギアをドライブから切り替えて使用できます。スポーツに切り替えると性格が一変!高回転で高出力なエンジンに激変し、特に峠などのアップダウンの多い道や高速道路を走る時などストレスなく走行できて、TFSIエンジンの122馬力のパワーを使い切る感じですね。体感的には200馬力を超えてるのでは?と思わせてくれます。この様に街乗りはノーマルモードでパワーが欲しい時はスポーツモードで走る。走る道によって使い分けができる優秀なエンジンです。
1.4ℓと2.0ℓTFSIエンジンを乗り比べてみた意外な感想!
つい最近自分のA3が初めての車検を取り、その時に渡された代車が2019年式2.0ℓTFSIエンジン搭載したA3でサンルーフ、オートクルーズなどフルオプション装備で自分のA3よりもいい車で、1週間乗りました。
2.0ℓTFSIエンジンの車を運転したことがなかったので、期待を弾ませアクセルを踏んでみると...確かに1.4ℓよりもパワーやトルク感がありましたが、悪く言えばもっさり(重い?)している走行フィーリングの感じで、1.4ℓの方が明らかに滑らかでスムーズな走りでしたね。道の良い直線道路でも変わりませんでした。パワー&トルク重視の2.0ℓ、滑らか&スムーズな走りを重視する1.4ℓか好みがわかれますね。
この事を営業マンに伝えると2.0ℓより1.4ℓエンジンの方が評判がいいと言ってました。
車検が終わり、自分のA3を乗るとやはり1.4ℓエンジンの方が走行フィーリングがいいと思いましたね。
1.4ℓと2.0ℓエンジンのどちらを選ぶか迷ったら、まず一度試乗を強くオススメします。
ランニングコストも安い優秀なTFSIエンジン
燃費も維持費もいいTFSIエンジン!
TFSIエンジン燃費も優秀で、カタログ数値でガソリン1ℓあたり19.5~16.0km/ℓです。実際に走らせた燃費を計ると、信号機のあまりない道で60kmを走ったら18.6km/ℓ、街乗りで信号機が沢山あり発進、止まる繰り返していると15.0km/ℓ弱くらいです。カタログ数値とあまり変わりません。これが国産V6エンジンになると10~12km/ℓ位まで悪くなります。またTFSIのエンジンオイルの交換は15,000kmごとでよく、3回まで無料です。国産エンジンの場合は5,000~10,000kmで交換を推奨して有料(約5,000円くらい)なので、維持費も安く済みますね。
また、自動車税でも1.4ℓだと年間34,500円。1.8ℓのプリウスの39,500円よりも安いです。エコカー減税車対象なので初年度は50%減免になります。
この様にカタログ数値だけでは分からない1.4ℓTFSIエンジン!一度試乗してみてその魅力を実感して欲しいですね!